製紙メーカー APP > 環境・社会への取り組み(CSR) > CSRニュース > APP、インドネシアの紙パルプ企業として初めて国連のCEO ウォーター・マンデート参加企業に

APPは、インドネシアの紙パルプ企業としては初めて、国際連合のCEOウォーター・マンデート(CEOレベルの企業間同盟)の参加企業となることを発表しました。APPはインドネシア・グローバル・コンパクト・ネットワーク(IGCN)やその他5社と共に、インドネシア企業としては初めて、国連の水資源管理に関する原則を支持し、その実践に取り組むことを表明しました。
今回はAPP傘下の7紙パルプ工場が、CEOウォーター・マンデートに調印しています。

CEOウォーター・マンデートは、世界が直面する水問題を解決するために、官民によるパートナーシップの認知を高め、強調する目的で2007年に立ち上げられました。インドネシアのような新興国は特に水危機の潜在的な影響を受けることになります。国民の大半が地方に集中し、農業で生計を立てている国では、飲料、料理、衛生用などに使用できる清潔な水が不足しています。国の経済成長に不可欠な産業化、都市化が急速に進むにつれ、こうした清浄水の供給に関する新たな問題も引き起こされます。

APP、水資源保全の世界的リーダーであるNalco社と共同で、
水資源保全の新技術とその実践に取り組む

APPは、ウォーター・マンデートの支持を誓約する新たな取り組みについても発表しました。このたび、浄水技術およびソリューションにおいて世界的にも市場をリードしているNalco社と協働し、いくつかの共同イニシアティブを実施していきます。両社は2年間にわたりインドネシアおよび中国の事業所における様々な分野でのウォーター・フットプリントに関する研究および開発プログラムに着手し、インドネシアの地域社会に対して健康的で清潔な水を供給可能にするプログラムを共同で開発できる潜在的な機会を、両社で模索していきます。

APPの持続可能性担当役員である アイダ・グリーンベリーは次のように述べています。「Nalco社との連携は弊社にとって重要な取り組みであり、国連のCEOウォーター・マンデートへの取り組みも活性化されます。水の保全、管理、そしてより多くの地域で清潔な水を入手可能にすることは、持続可能なプログラムの基礎となる、APPの2020年構想でもあります。」


現在のAPPの水管理に対する取り組み

紙パルプの製造過程では、大量の水を必要としますが、APPはインドネシアの紙パルプ工場で、革新的な水処理と保全に関する以下のような取り組みを数多く行っています。
・ 最新の生産技術や設備の導入、効率改善、水および蒸気の使用量抑制、そして水処理の改善や生産過程での水再利用を目的とした既存システムのリエンジニアリング
・ APPとパルプ材供給業者による地域社会の水へのアクセスプログラムに対する広範囲でのサポート。具体的には工場付近の何百にもおよぶ村々に対する清潔な水へのアクセスの提供、地域の井戸を維持するため地域のステークホルダーとの協働、最小限の水利用で最大限の生産を行うための地域密着型の農園、園芸指導など
・ リアウ州周辺の森林保全地域やパルプ材コンセッション地域の重要な水循環と重要な泥炭ドームの積極的保全


  • ※上記はWeb掲載用に一部要約しております。完全な文章はコチラよりご確認ください。



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