製紙メーカー APP > 環境・社会への取り組み(CSR) > CSRニュース > (7月8日更新) ジャンビ州におけるウィラカリヤ・サクティ (WKS)の事件に関する最新情報

APP本社(インドネシア)のホームページ掲載「Update on Incident at Wirakarya Sakti (WKS) in Jambi」の和訳になります。

2015年3月2日付最新情報
APP上層部は2015年2月28日にジャンビ州テボ地区LubukMandarsah村のIndraPelani氏の訃報に接し、それ以降、警察に対する捜査協力を行っております。
悲しみの渦中にある犠牲者のご家族や地域コミュニティの皆様の胸中をお察しすると共に、謹んでお悔やみを申し上げます。APPの最優先課題は、ご家族や地域コミュニティの皆様を支え、警察への捜査協力を継続していくことであると考えております。
APPはウィラカリヤ・サクティに対し、警察の捜査結果が出るまで、警備員、第8地区監視チームの指揮官、下請け業者PT MCPの警備責任者など、今回の事件に関与した疑いのあるすべての職員を停職扱いとすることを指示しております。
当社は暴力を非難しており、本件(の解明)に全力を注ぐようにとのグリーンピースの判断を支持いたします。確実に正義が実践されるよう、総力を結集して、地域コミュニティ、グリーンピース、Walhiの皆様と共に取り組んで行くことを、当社は誓約いたします。
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2015年3月9日付最新情報
2015年3月4日、APPとWKSは、LubukMandarsah地域周辺における、植林、収穫、木材輸送などの事業活動を延期することを決定しました。この決定は、困難な時期にある地域の皆様の心情に配慮すると共に、APPとWKSが犠牲者のご家族や地域コミュニティの皆様に対する適切な支援を優先させるために採択されたものです。
延期期間は、関係するステークホルダーの皆様と協議して毎週検討されることになります。事業活動を停止する地域は、地図に示したSeiKilis地区と、SeiKilis地区内の警備地点803から始まる作業通路(corridor road)沿いとなります。
APPは今回の事件を解明する独立した事実調査チームによる勧告を歓迎すると共に、今後二度とこのようなことが起きないようにいたします。
さらにAPPとWKSは、下請け警備会社PT MCPはWKSとの契約条件に違反したものと判断し、現在、WKSは同社との契約解除の手続きを進めております。
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2015年3月16日付最新情報
3月13日金曜日、アジア・パルプ・アンド・ペーパー・グループ(APP)の代表がIndraPelani氏のご家族を訪問しました。この訪問は哀悼の意を表し、故人のご家族の気持ちに配慮するためでした。
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2015年3月17日付最新情報
3月16日月曜日、ジャンビ州における痛ましい事件に対する独立調査プロセスを公式に受け入れ、調査プロセスの促進に向けて透明性の高い方法で全面的に支援するため、APPの代表がインドネシア国家人権委員会(Komnas HAM)と会議を行いました。また、内部監査チームが収集した初期データが提出されました。
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2015年3月23日付最新情報
3月19日木曜日、WKSは新たに任命されたジャンビ州第8地区の警備会社を対象に講習会を行いました。この会社は、ジャンビ州LubukMandarsah村での先日の痛ましい事件に関与した契約警備会社PT. MCPの後任となります。
この講習会において、WKSの職員は森林保護に関する同社の標準作業手順(SOP)を伝え、人権の尊重と厳格な非暴力的取り組みに加え、地域コミュニティとの関わりや社会紛争解決プロセスの重要性を強調しました。講習会には地元の警察署長も出席し、政府の現行規制に従って警備員はどのように職務を行うべきか、追加説明を行いました。
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2015年3月24日付最新情報
3月20日金曜日、APPとWKSはインドネシア人権委員会(Komnas HAM)に要求されたすべての追加データを提出しました。
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2015年3月27日付最新情報
3月23日、ジャンビ州の事件の事実調査活動の一環として、インドネシア人権委員会(Komnas HAM)がジャンビ州で現地視察を行いました。WKSとAPPはこの調査プロセスを歓迎し、今後も透明性をもって調査チームが必要とする支援の提供を続けて行くことを誓約いたします。
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2015年4月30日付最新情報
人権委員会によるWKSとLubuk Mandarsah村での現場検証が終了した後、APPは3月23日に報告会の実施を同委員会に求めました。会議は4月17日に人権委員会の事務所で行われました。会議の目的は、APPが追加文書を提出すると共に、徹底した調査プロセスを保証するために、委員会が要求したすべての情報をWKSが提出しているか確認することでした。
2015年4月9日、インドネシアの慣例の一環として、Indra Pelani氏の死を悼む40日法要が行われ、WKSと第8地区の新警備会社の代表が弔問に訪れました。
APPとWKSは第8地区での操業を近々再開する計画について検討を行っています。悲しみの渦中にある地域の皆様の心情に配慮し、この計画は40日法要が終わってから再考察されています。操業再開にあたって検討されている項目は、同地区の操業停止以降に発生している第8地区への複数の不法侵入や、同地区で事業活動を実施するためにかつて雇用されていた地域コミュニティによる生計手段を求める訴え、2015年の操業計画などです。
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2015年5月20日付最新情報
2015年5月13日、APP/WKS/シナルマス・フォレストリーの上層部代表とLubuk Mandarsah村/Walhi Jambi(地域NGO)/グリーンピースの代表との会議がジャンビ州で行われました。
Lubuk Mandarsah村、WKS、APPはこの会議において、WKSの第8地区事業活動の正式再開に向けて祈りを捧げ、インドネシア伝統の儀式を行うことに合意しました。 儀式は現時点では2015年5月23日に開催される予定であり、その後、WKSの事業活動が再開されることになります。
また、APP、WKS、地域コミュニティグループは、社会紛争解決プロセスを継続して一刻も早く満足のいく結果を出すことに合意し、その実現を誓約しました。この誓約の一環として、新たな社会紛争解決チームがシナルマス・フォレストリーによって設立されました。
加えて、現在行われている被害者の親類の皆様との連携の一環として、同社の上層部が故Indra Pelani氏のご家族と面会しました。
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2015年5月23日付最新情報
2015年5月23日、地域コミュニティがジャンビ州Lubuk Mandarsah村で開催した祈りの会と伝統儀式に、APPとWKSの代表が参列しました。この儀式はWKS第8地区の正式な操業再開に先立ち、地域コミュニティの要望を受けて開催されたもので、先週APP/WKS/地域コミュニティ間で行われた会議の席で合意されたことでもあります。
儀式はLubuk Mandarsah村Tanjung Beringin集落の慣習的団体によって執り行われ、地域コミュニティ、Sekato農民グループの代表、Tengah Ilir地区長、Tengah Ilir警察管区長、地域NGOなどが出席しました。
APPとWKSは人権委員会と警察によって現在実施されている捜査を支援することを誓約しています。APPはその結果と調査から得られる勧告を徹底的に精査し、森林警備の標準作業手順書(SOP)の中でこうした問題に対処して参ります。
また、APPとWKSはサプライチェーン全体での社会紛争解決プロセスを通じて地域社会との関係を改善し、行動計画を実践することを誓約しています。
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2015年7月2日付最新情報
6月29日、容疑者のリストや一連の証拠資料を含む警察の調査文書が完成し、法廷での審議の準備が整ったと地域検察局が発表しました。これはインドネシアの法律制度で「P21(起訴に向けた説明)」とされる段階です。
人権委員会(Komnas Ham)も調査を終え、一連の勧告事項を発表しました。現在、APPとWKSが調査報告書と勧告事項のレビューを行っているところです。
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2015年7月7日付最新情報
7月2日、APPは調査報告書と勧告事項のリストを人権委員会(Komnas Ham)から受け取りました。この勧告事項に従って、APPは以下の誓約の順守を継続して参ります:
1. 「地域コミュニティとの紛争の解決と関係改善に努めると共に、すべての操業地域で責任ある警備の管理を実施する」という新たな誓約を含むFCP実施計画2015を引き続き実施します。
2. ジャンビ事件の再発を防止するため、第三者的立場の警備専門家に独立した助言を乞い、警備の手配方法を改善し、これを実践して行きます。対策として考えられるのは、採用基準の見直し、SOP(標準作業手順)に関する教育の改善、契約警備会社との契約の見直しなどです。



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