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サトリア・プルカサ・アグン社におけるトラの襲撃に関する声明

2022年2月9日
アジア・パルプ・アンド・ペーパー(APP)シナルマスは、2022年2月5日、子会社の一つであるサトリア・プルカサ・アグン社(以下、SPA社)の伐採権保有地区内で、トラの襲撃により請負業者の従業員が死亡したことを確認しました。APP経営陣はこの事件に深く悲しみ、被害者のご家族にお悔やみを申し上げます。弊社は、困難な時期にある被害者のご家族を全面的に支援いたします。SPA社は今後もAPPの支援のもと、関係当局と連携し本事件の背景要因の把握に努めるとともに、その捜査に協力してまいります。

APPは現時点での重点課題は被害に遭われたご家族の支援と、当局の捜査を支援することであると認識しております。同時に従業員及びその家族の安全を確保すること、並びに野生生物の保護も継続して注視し、同様の被害の発生を防止するよう努めてまいります。
2013年に森林保護方針が実施されて以来、野生動物の襲撃による死亡者数を大幅に削減することができました。今後も原料供給会社の地域も含むすべての地域で、人間と野生動物の衝突による事故が減るよう取り組みを継続いたします。
人間と野生動物間の衝突を回避するため、その方法の伝達また教育を従業員に対して行うとともに、現場の請負業者労働者による業務処理手順の遵守と履行状況のモニターを強化します。
我々の被害軽減対策は、トラや他の野生動物の生息域を結ぶ機能的・物理的な動物回廊の提供、トラの生息及びその潜在的な獲物の有無のモニター、伐採権保有地内の生息数をモニターするためのカメラトラップの設置、そして伐採権保有地内での密猟を含む不法行為が行われないようにするなど、野生動物の回遊に配慮した森林経営計画への見直しも含みます。

私たちは、従業員とその家族の安全と健康を優先します。
そのため、今後同様の事故が発生しないよう、規則や業務手順の適切な運用を継続してまいります。



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