製紙メーカー APP > 環境・社会への取り組み(CSR) > CSRニュース > 【ステートメント】森林管理協議会(FSC)との提携再開に向けた取り組みの現状について


APPステートメント:森林管理協議会(FSC)との提携再開に向けた取り組みの現状について


2015年9月11日、ジャカルタ――FSCアソシエーション・ポリシー (FSC Policy for Association)の順守に向けたロードマップ(行程表)の策定について、FSCはアジア・パルプ・アンド・ペーパー・グループ(APP)との対話を開始することを決定しました。APPはこの決定を謹んで受け入れます。

2012年に始まったFSCとAPPの建設的な対話が続く中、APPは第三者発行の報告書など必要な文書をFSCに提出しました。FSC理事会はこの文書の評価を行い、APPをFSCの規定する「ロードマップ(行程表)策定段階*」に進めることを決定しました。FSC理事会の結論は、APPの経営陣はFSCのアソシエーション・ポリシーの順守に向けた自社の誓約「森林保護方針」を実践しながら、事業活動の改善に関する各種方針を採択し、こうした方針の実践に向けて関連するステークホルダーと協力しつつ、透明性の高い方法で確実な対策を講じてきたという前向きなものでした。 
*別紙「FSCとの提携に向けたプロセス」ご参照

しかし、同時にFSC理事会は、森林伐採、違法伐採、地域コミュニティとの紛争、労働条件、保護価値の高い森林(HCVF)への脅威といった、各種課題に対する大きな懸念を引き続き抱いていることも表明しています。そのため、ロードマップの策定を目指してこれから始まる対話は、まだAPPとFSCとの提携再開に向けた始まりに過ぎず、現時点ではAPPのFSC内のステータスである「除籍解除」がまもなく終わることを意味するものではありません。

「責任ある森林管理における信頼できる基準として、我々はFSC認証システムを支持しています。当社の森林保護方針と景観レベルの森林保護を引き続き実施していく上で、今後FSCと協働できることを期待しております」とアジア・パルプ・アンド・ペーパー・グループの持続可能性担当役員アイダ・グリーンベリーは述べてました。

以上

  ※FSCアソシエーション・ポリシー:FSCとすでに提携している、あるいは提携を希望している団体または個人による容認しがたい活動と、そうした団体または個人の除籍のメカニズムについて規定したFSCの方針。

■ FSCとの提携に向けたプロセス





PAGETOP